院長ブログ 片言自在

骨折した

先日、子供の国を家族でトレッキングしていた。そこから、電車の線路を渡って、洲崎の海岸にぬけた。観光客ではないと見られる人たちが、岩場で潮干狩りをしていた。私たちは、海岸を歩き、再び駅を経由してこどもの国をめざした。近道の目印があったので、その方向へ進んでいった。ところが、子供の国へ抜けると思われなかったので、仕方なく引き返し、2メートル程度の塀に作られた階段を登り、子供の国への突破を図った。階段を登り切ったところは、なつみかん畑であった。この畑からこどもの国へは、さらに 10 メートルぐらいの高い壁で遮られていて、とても行けそうになかったのである。そこで道を引き返すことになった。
とこるが、この階段をアーサーが登らないのである。登るのはできるのであるが、降りるのができないのであった。私は、困ってアーサーを連れて下へ降りることのできる場所を探し、やっとできそうな場所を見つけた。私がこの場所をまずズルズルと滑り降りた、その時左足首をギクつとしたのである。捻挫したな、と思った。アーサーに降りてくるよう促したが、躊躇って来ないのである。仕方なく私は、元の階段に戻り、階段を登ったところへアーサーがかけて来た。この時は、足が痛かったが、それどころではなく、アーサーをおろす出口を探すのが精一杯であった。今度は、逆方向へアーサーを連れて歩いて行き、やっと小さな神社の上に辿り着いたのである。ここから下へ降りることができると思い、奥さんを連れに戻ったのである。
こうして無事にみかん畑から脱出することができたのであるが、足はどんどん腫れてきたのである。
名古屋へ戻って、日赤病院へ行き、レントゲンで距骨骨折が判明、ギブス固定となったのである。4年前にアキレス腱断裂でオペし、ギブス固定となったが、二度目のギブス固定であった。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

紅白の梅

奥さんが西尾に作ったゲストハウスには立派な日本庭園がある。ちょうどこの季節、梅が咲いている。2本の紅白の梅で、100年ぐらい経っているので、枝ぶりなど味があるのである。白梅は、一本の枝に、紅梅をつけているのである。白梅に、紅梅が咲いているのである。どうも白梅は劣勢遺伝のようなもので、近くに紅梅があると、その花粉で紅梅が咲いてしまうようである。 
最近であれば、ゲノム編集によって新たな品種を生み出すという技術を使い、野菜や観葉植物などが市場に出てきている。このような技術のはしりというか自然現象によりもたらされたものが、上記の紅白梅であろう。
デザイナーベイビーという言葉があるが、再生医療学会でもデザイナー細胞という新しい再生医療技術が出てきた。再生医療は、もともと人間が持っている細胞組織臓器を元のように作り出すという技術であるが、元のようにではなく、さらに機能を増強するとか、機能を抑制するとか、操作を加えた細胞をデザイナー細胞という。私は、スーパー臓器とかスーパー生命体とかいう名前で呼んでいるが、機能を自由自在にコントロールした臓器や生命体が、今後新たな時代には登場してくるであろう。
紅白梅は、その原始現象なのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

潮干狩り

子供の国を超えて、東幡豆に海岸に来た。14:00干潮である。岩場でたくさんの人が潮干狩りをやっている。昨日解禁となったそうで、海は人がいっぱいである。
この辺りは、洲崎という場所で、半分岩場、半分砂浜である。小さな漁港に接している。
初めて飼った雑種の犬は、西尾のテニスクラブで捨てられていた子犬をもらってきて、ピヨピヨという名前をつけた雌であった。この犬が、家に来たばっかりの時に、この海岸に連れてきた。岸壁にコンクリートの上を歩いている際に、誤ってピヨピヨに足が引っかかり、彼女は2メートルほど下のところに落っこちた。死んでしまったかな、と思ったが、なんともないように起き上がり、歩いていた。しかし何かの際に、後ろ足を痛がるそぶりを見せる時があり、多分この転落が原因ではないか、と思っていた。
このようなはるか昔の記憶が蘇っていたのである。潮干狩りを終えたおじさんに尋ねてみると、そこそこの収穫らしく、バケツ半分程度のアサリを持ち帰っていた。
一般の方が行く東幡豆のアサリ取りは、東幡豆の海岸からうさぎ島へと繋がる干潟を使って、東幡豆漁協が行っているものである。干潮時でしかもアサリ取りの季節だけに出現する干潟で、歩いてうさぎ島に渡ることができるのである。
もともと名鉄が観光船を運行していたのであるが、廃れてしまい、今では廃墟の島である。奥さんは、この島を手に入れたいと考えているのであるが、漁協がアサリ取りの漁場にしているので、ちょっと難しいようである。
私たちが、この季節購入するのは、梶島のあさりで、吉良のアサリ屋で、篠島や東幡豆のアサリと比較しながら購入する。圧倒的に立派な、揃ったアサリが梶島の特徴である。蛤よりも高いので、驚きではあるが、この美味しさは他では味わえないもので、躊躇はするが、結局購入するのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

北京で冬季オリンピック

オリンピックが始まった、北京は気温は低いものの、雪は少ないということで、人工雪のようである。政治的にはゴタゴタしているようであるが、テレビを見る限り、選手たちの演技などは通常のオリンピックである。中国では、コロナが国中に拡大したが、このオリンピックを成功させるために、ゼロコロナ政策を取り、強力に封じ込めたのである。中国は、共産党一党独裁で中央主権的ではあるが、このような非常時には、国を挙げてある方向へ迅速に動くことができる。民主主義国家では考えられないスピードで、今の中国の発展とも無関係ではないであろう。テレビを見ていると、選手たちが懸命にスポーツに打ち込み、新しい会場とフレンドリーな雰囲気しか伝わってこないが、当地ではそうでもないのであろう。特に発展途上国で、世界的なイベントを行う際に、ありがちなギャップである。中国の覇権主義が、欧米諸国反発を喰らいオリンピックは失敗するのではないか、とも思われていたが、終わってみれば多くの感動を生み、成功裡に終わったのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

アーサーがあくび

朝早起きをすると、時々アーサーは欠伸をする。「あーん」という感じで本当に可愛いのである。犬があくびをするということで、なぜ欠伸をするのか気になった、
ちょっと調べてみると、哺乳類はほぼ全ての動物が欠伸をするらしく、驚いたことに鳥類も欠伸をするということである。なま欠伸は、病気の兆候ということであるが、たしかに体調が悪い時や頭痛がひどい時などには生欠伸が出るものである。
欠伸の最中は、アーサーは無防備になるようで、口を大きく開けた瞬間に、手を口の中に突っ込んでも、口を閉じることができないのである。つまり欠伸に全身が集中し、防御体制が取れないということである。欠伸に限らずくしゃみ、ゲップ、などの最中も同じような感じである。つまり、極めて無意識的な、原始脳とも呼べる器官が使用される行為の最中、体の能力が、その行為一点に集約されるというイメージである。
アーサーの欠伸は、かわいいが、無意識から表出される表現には、自然と心を動かされる一例でもある。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

飛騨路の景色

冬の飛騨路、雪景色の中、下呂温泉に行った。下呂温泉では必ず水明館に宿泊する。理由は、部屋のお湯が温泉であることと、温泉プールがあること、である。この両方が満たされるのは、私が知る限り、ここと富士屋ホテルである。今回は、11階に宿泊し、朝夕部屋食にした。というのも、最近またコロナ患者が爆発的に増えており、バイキングなど接触の多い食事は心配であるからである。ということで、今回は、プールへ一回行ったが、そのほかはずっと部屋で過ごすことになった。
夕食は、一月ということで正月料理も兼ねたもので、結構ボリュームがあった。
翌日は、快晴で、12:00には、旅館を後にした。飛騨路の帰路は、12:20発ワイドビュー飛騨のグリーン車に乗った。今日はいつもの10両ではなく4両連結である。往路は、雪のため、グリーン車はなしであり、プラットフォームについて初めてわかったため、普通車の空いている席へ座ることになった。お陰で、狭い座席で、ガヤガヤした車両の中、過ごすこととなった。それに対して、グリーン車は、1+2で3列となっている。両側ともにガラス窓が広く、景色が良く見えるようになっている。いわゆるパノラマカーである。
下呂からは、雪景色が続き、狭い峡谷沿に雪を抱く小高い山が続いている。
列車はディーゼルで特有の音で走り抜ける。この飛騨路は、立ち寄りたくなるスポットが満載で、有名どころでは、白川、高山、飛騨古川そして下呂となる。どこの街も風情があるのであるが、下呂と奥飛騨は温泉町であり、今回の旅の宿泊も下呂である。本当は奥飛騨の濁り湯を楽しみたいのであるが、奥飛騨は高山駅からちょっと遠く、往復に時間がかかってしまうのである。そこで私ども夫婦の行きつけは下呂ということになっている。
下呂から小一時間も列車にゆられると、外の景色は一変する。枯れた田んぼと点々と並ぶいえいえとなる。美濃太田の町が近づいてきたようで、街の匂いが漂ってくるのである。
列車はリズミカルに飛騨路を駆け抜けて、一路岐阜から名古屋へと向かうのである。
当然スピードはのぞみと比較して遅いのであるが、なかなか味わいのある乗り心地である。車内は非常に静かで、普通車とは断然違いがある。
特に一人旅の時は、1人掛けの座席が広いガラス窓を独り占めするように配置されており、こちらがお勧めできると思っている。美濃太田を出発すると、次はいよいよ岐阜である。岐阜で列車は反対方向に走るようになり、2-30分で名古屋へ到着する。
在来線のプラットフォームは、新幹線と異なり、ガラガラでのどかな感じである。
何か飲食を持ち込んで、列車の座席に乗り込む在来線のスタイルは、ノスタルジーがあり、時にはありがたいものである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

叡電に鞍馬トレッキング

出町柳から叡電に乗った。叡電というのは、京阪電車で、比叡山へ行く電車のことである。実際には、途中で、線路は、鞍馬行きと比叡山行きに分かれるが、今回は、鞍馬行きの叡電に乗ったわけである。ちなみに、四条大宮から嵐山へ行く電車は、嵐電といい、太秦などを通るのである。出町柳から乗り、実際は、鞍馬の一つ手前の貴船神社でおりたのである。途中、紅葉の名所を通るのであるが、後1ヶ月もすれば、見事な紅葉トンネルを見ることができたであろう。今回、貴船へ行くのは、床料理を体験するためである。本来なら、真夏にこそ来る価値があるのであろうが、都合がつかないので仕方がない。あらかじめ、料理旅館を予約しておいたので、貴船の駅まで、お迎えが来ている。迎えのマイクロバスに乗りほんの2、3分で旅館に到着。狭い階段を降りると、貴船川の河原に、床が用意されている。すでに先客が数名いたが、席に案内され、決まりの床料理が運ばれてきた。味はひどいもので、その上柊屋の朝食をお腹いっぱい食べていたので、半分以上残してしまった。あとで調べてみると、美味しいところもあるらしく、選択ミスであったらしい。とりあえずは、床料理なるものを体験して、貴船神社へ向かうことにした。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

修飾塩基

コロナワクチンでは、ファイザーやモデルナの新型RNAワクチンが主流となっている。もともとRNAは、失活しやすい物質であり、薬剤などの物質にするのが困難であった。ところが、塩基配列の一部に人工的な改変を加えると、安定性が増すことが明らかとなったのである、これが修飾塩基と呼ばれるものである。この技術に導入で、RNAワクチンは製造されている。私が遺伝子を研究していた数十年前では考えられなかった発見で、素晴らしいものであると思う。ところが、この修飾塩基を研究開発し、パテントを持っているのは、日本のヤマサ醤油であることに二度驚いたのである。ヤマサ醤油は旨みの素を、色々と研究している過程で、人工的に改変された修飾塩基を数多く作り出し、その中の一つが、今回のワクチンの元になった塩基なのである。すでに10年前のことだそうである。コツコツと、物になるかどうかわからないような、研究を続け、今回のワクチン開発に繋がったのである。このような事実に遭遇すると、何の意味があるかわからない研究でも、それほどお金がかからない範囲で、コツコツと継続することが、いかに大切であるか、また日本人は、このような意味のわからない、ささやかな研究の種を多く撒くことに適している民族だということを再認識する次第である。
問題は、このような種をどのように活用するか、という点で、この利活用が、日本人の下手なというか、苦手な部分である。というのは、利活用には、往々にして多額の研究費を投入する必要があるからである。
日本は、今後ますます資金が不足していくと思われるので、新たな資金作成法を創造する研究開発を開始すべきと考えている。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

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