クリニック ちくさヒルズ

理事長ブログ 名古屋クリニック

カラスの襲撃

最近自宅の周辺は、カラスがたむろしている。特に、ゴミ出しの火曜金曜の朝、早朝からカアカアカアの合唱である。ちょうど裏口がよく見える電信柱が、我が家の監視用につかわれている、必ず一羽がてっぺんに止まり、あちこち見回しているにである。時々目が合うと、向こうから目を逸らし、見ていないふりをする。ちょっと睨んでやると、パタパタと飛び去るが、また元の位置に陣取っている。このカラスたちはアーサーを馬鹿にしているようで、アーサーが家の中にいても、堂々とはいってじくるのである。彼や彼女が入ってくると、アーサーは小さくなってコソコソと逃げ出し、一階へ行ってしまう。そうなると、家の中はカラスに乗っ取られとみたいであり、どうもあちこち飛び回っている気配がある。いつだったか、帰ってくると、カラスのウンチが2階にも3階にもあり、このウンチの場所で行動範囲が推測できるのである。また、ある時帰宅するとカラスが家の中にいて、私はドアを閉め、外へ出れないようにし、家の中でカラスを追い回したのである。こうして、彼または彼女に強迫観念を植え付けて、なんとか追っ払おうとしたが、そうは問屋がおろさなかったのである。
しかし、コロナが治まってくると、カラスの襲撃は徐々に下火になっていった。繁華街で大量のゴミが出だしたからである。
生き物の攻撃性というものは、人が環境を変化させたために生み出される場合がほとんどであり、現代生活が、生き物の性格を変化させているのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

アーサー車に乗らない

アーサーは、小さい頃からポアロと一緒に生活し、行動していた。お出かけはもちろんポアロと一緒で、ポアロの後をくっついて、動き回っていた。お散歩、旅行では、ポアロは自由気ままに自分の好きなところでいってしまうのであるが、アーサーは、そのポアロの後をついて回っていた。当然車でのお出かけの際には、ステーションワゴンの後ろを開けると、ポアロが飛び乗り、アーサーが続くのである。しかしポアロが死んで、しばらくするとアーサーの行動に異変が見られるようになった。お出かけの際に、ワゴンの後ろを開けてやっても、モジモジして乗らないのである。そのうちに、無理矢理乗せようとすると、ストライキを起こし、後づさりして、乗ってこないのである。そこで、私たちは、パンやチキンやアイスで車の中に誘導することを考案し、実行にうつしたのである。この方法は、しばらくの間成功して、長距離旅行でもなんとかアーサーを連れ出すことができていた。しかし、この方法も、アーサーは学習し、そのうちに引っ掛からなくなったのである。私たちは途方に暮れてどうしようと考えた。ある時、別荘に出かけたさいに、帰りの車に乗ろうとしなかったので、近くにいた別荘の係の人に乗せてくれるよう頼んでみた。わたしとともに、前足と後ろ足をガッチリと掴み、車に載せたのである。そうすると、驚くなかれ、アーサーは全く抵抗することなく、なんのことなく、車に乗ったのである。
それ以後、奥さんと二人でアーサーをキープして、車に乗せることにした。 このような格闘を学習しつつ、アーサーとのお出かけは、元のしづけさに戻りつつあるのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

浅い眠り

私は最近夜中や朝方に目が覚めることが多い。夜中に目が覚めてしまうと、つまらないことを色々と考えてしまい、二度寝はなかなか難しいものである。そこで、最近は、アレクサで座禅の音楽をかけ、静かな音楽に助けられろて、ゆっくりと眠りにつくことにしている。浅い眠り、というには、私の場合、名古屋にいる時だけれあり、西尾や東京んきえでは、ぐっすり眠れるのである。ということは、やはり日頃の仕事のストレスなどで、脳神経のどこかが興奮しているのではないかとも思う。そのせいか、昼の14:00ごろになると、異常に眠いのである。したがって、お昼に家に帰ったときには、ぐっすり昼寝を楽しむのである。この昼寝ができないと、お昼の間中、異常に眠くなることがあり、仕事どころではなくなるのである。このような現象は、加齢とともに強くなっているような感じであり、若い頃には我慢ができた眠気が、最近我慢できなくなってきたという感じである。
これはどういうことであろう、と考えてみた。眠気を一つのストレスと考えれば、ストレスに対して耐えられる閾値が低くなったということであろう。確かに、最近ちょっとしたことで怒りっぽくなってきたし、精神の寛容さが失われてきたような気がする。歳を取れば、人間が丸くなり、人格ができてくるといわれるが、それはある年齢(人による)までのことであって、その年齢を越えれば、人格は壊れていくのではないであろうか?健康長寿ということは、体だけではなく、脳と精神が非常に重要であると思うのであるが、どのようにすれば、脳と精神が維持できるのか、私にはわからないのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

SNSの噂

私は、SNSなるものを使ったことはほとんどない。一二度、ラインを使ってみたが、 なぜか続かないのである。世の中の皆さんは、インスタ、Facebook やらTwitterやら、いろいろやっているようであるが、ダメである。大きな原因は、ーーーー友達というのがいないことにあるのでは、と思う。ーーー友達がいれば、SNS交流が続きやすいであろうし、新しいことを覚えようと頑張るであろう。むしろ、ーーーー友達を作りたいという欲望がない、と言い換えたほうが良いかもしれない。何事もーーしたいという欲望が、継続と向上の源であるわけで、私にはこの欲望が薄いのであろう。私の最大の関心事は、愛犬アーサーであり、アーサーはSNSができないわけで、アーサーが万一SNSができれば、私も今頃SNSを使いこないているのでは、と思うのである。そう考えると、アーサーが考えていることがわかるSNSが開発されれば、私もそのSNSでアーサーとさらに関係を深めようとしていることであろう。
つまり、ここには新しいSNS開発のニーズがあることになるのである。そう考えると、私がSNSをやらないのは、やれないのではなく、私が使いたいSNSがないからではないか、という考察に辿り着いたわけである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

内から外へ

内から外へ、とは私がテニスのスイングで、常日頃気をつけていることである。単純にいえば、バックスイングはコンパクト、フォロースルーは大きく、である。と思っていたら、内から外へ、をイメージすると自然にフォロースルーが大きくなり、コントロールが良く、伸びのある重いボールが打てるようである。ラケットは、通常利き手でフォアハンドを打とうとすると、フォロースルーは体に巻き付くようになり、どうしても小さくなりがちである。そこで、上記のように、内から外へとイメージすることで、大きなフォロースルーが得られるようでる。バックハンドでは、自然にフォロースルーは大きくなるので(ダブルバックハンドは異なるが)、上記のようなイメージは特に必要ないのである。しかし、内から外へ、というのはどういうことであろうか?「内から」というのであるから、バックスイングは小さくして、コンパクトに、ということかもしれない。ところが、経験上、バックスイングを小さく、を意識しすぎると、スイングが窮屈になって、スイングスピードが上がらないと感じる。そこで、最近は、内から外へ、ではあるが、サッカーボールを抱きかけるイメージでバックスイングを、として、ラケットと体の距離を取るようにしているのである。このようなテニスの話は、テニス同好者ではないと、さっぱりわからないつまらない話である。つまり、普遍性に欠けるのであるが、もしかすると、他のスポーツや他の分野にも通じる何かがあるとも思われるのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

コロナ病床

コロナ患者が増えて、重症者が出てきた。重傷者は、重度の呼吸障害を合併する危険性が高く、基本的には入院である。普通病床とICU病床があるが、どちらにしても医療機関は、結構大変である。ECMOを回す患者が出てくると、一人の患者あたり、多数の医療スタッフが必要である、それでなくても、医療従事者は、感染リスクという危険を念頭に、治療にあたる必要がある。今、コロナ病床を強制的に各医療機関に割り振るという議論がされているが、同じ病院でも、医療の質は全くことなっており、一概に割り振れば良い、というものではない。病院のグレードに応じて、役割を決定するのが望ましいと考える。そもそも日本は、医師の数に反して、病院の数が多すぎる。裏を返せば、まともな医療リソースを有する病院が、少なすぎるのである。本来、病院の数を限り、医療の質を守るのが順当であるのに、できていないのである。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

もやもや気分

前回の続きであるが、夜中に目が覚めると時折不可思議な感覚に襲われる。
胸が押しつぶされそうに感じるとき、体が押しつぶされそうに感じる時、ものが歪んで見える時、さまざまな異常感覚を経験する。目をつぶっても、この感覚は無くなることはない。むしろ、目をつぶることに、恐怖を覚える程、である。仕方がないので、部屋を歩き回ったり、ミルクを飲んだりして、気分を変えるのである。これらの不可思議な感覚は、これまでに経験はなく、理由もわからないが、歳をとってから、強くなった感じがある。
このような精神的な異常感覚は、おそらく脳の老化とも関係するのであろうが、どのように解析すれば良いのであろうか?
脳の機能解析は、一般的には脳電位、fMRI、ポジトロンCT、近赤外線、FDPETなどがあるが、どれも完全というわけではない。とりわけ、私が経験したような、精神的な異常感覚は、睡眠とともに起こると思うので、睡眠モニターを行う必要がある。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

夜中と早朝

夜中と早朝はどう違うのであろう。夜中に目が覚める、と、早朝に目が覚めるでは、言葉の印象は全く異なっている。夜中にーーーーー、は、まだまだ寝足りないが、なんらかの理由で目が覚めてしまった、ということであるし、早朝に目が覚める、は、ぐっすり眠れたのであるが、なんらかの理由で朝早く目が覚めた、ということになる。この両者の感覚は、全く異なっていて、眠りの充実感に大きな差があるようである。最近歳のせいか、夜中に目が覚めることが多くなった。眠りたい気持ちはあるが、一方眠りへと誘なう、何かが欠けていて、その手前でもがいている感があるのである。どうしたものかと考え、呼吸法やら試してみたがうまくいかず、結局、アレクサの瞑想音楽をかけることにした。アレクサの瞑想音楽は、種々雑多なものが入っているが、一応心が落ち着くものが選ばれている。ベッドで音楽をかけていると、自然に眠りのスタンバイができるようである。
ということで、最近は瞑想の音楽に頼り、睡眠をコントロールしている毎日である。

クリニック ちくさヒルズ 院長
林 衆治

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