手術なしでひざの痛みが改善!? 注目の「PRP治療」とは？

PRP治療ってなに？

PRPとは「Platelet-Rich Plasma」の略で、日本語では「多血小板血漿」と呼ばれます。
これは、自分の血液からプレート（血小板）を濃縮した部分だけを取り出し、患部に注射する再生医療の一種です。
血小板にはケガを治す成長因子が多く含まれており、これを使って組織の修復や炎症の改善を促すのがPRP治療です。

どんな症状に使われているの？

PRP治療は、以下のような疾患や症状に用いられています。

• 変形性膝関節症
• ひじや肩の腱炎（テニス肘、五十肩など）
• スポーツによる関節や靭帯のケガ
• 手術後の回復促進

特に膝関節の痛みで悩んでいる方にとっては、「自分の血液を使う」「手術不要」「通院でできる」という点で、大きなメリットがあります。

治療の流れは？

1. 採血：まずは通常の採血（15～30ml程度）を行います。
2. 遠心分離：採取した血液を機械で回して、PRPを抽出します。
3. 注射：できあがったPRPをそのままひざなどの痛みのある部分に注射します。

処置自体は1時間以内で終わることが多く、日帰りで受けられます。

注意点やデメリットは？

• 効果には個人差があります。
• 保険適用外の自由診療であるため、費用は自費になります。
• 注射後に一時的な腫れや痛みが出る場合がありますが、多くは数日で落ち着きます。

まとめ

「年齢のせい」とあきらめていたひざの痛みが、手術なしで和らぐ可能性がある――それがPRP治療の魅力です。

まだ新しい治療法ではありますが、副作用が少なく、自己治癒力を引き出すという点で、今後ますます注目されていくことでしょう。気になる方は、PRP治療を行っている医療機関で相談してみてください。

当クリニックでもPRP治療をはじめとした多様な再生医療メニューを提供しております。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。